スーパームーンの明るさに負けない大火球が流れました！2023年8月30日22時19分37秒の火球を、富士から北の空に向けたカメラで捉えました。衝撃波音は観測できず、消失点高度は30km程で高いため、隕石にとして地上には到達していないかもしれません。小惑星帯からやってきた散在流星の火球でした。 pic.twitter.com/5BeEwIidPb
— 藤井大地 (@dfuji1) August 30, 2023
消失点高度が30km程度ということですが、これは地上に隕石が到達しなかった可能性を示唆しています。一般的に、大気中の摩擦や圧力により隕石は加速度的に速度を失い、高度が低下して最終的には燃え尽きるか地上に落下することがあります。消失点が高い場合、地上には隕石が届かない可能性が高いです。
小惑星帯からの流星は、地球がその軌道上を通る際に、小さな小惑星の塵や破片が大気に突入して発光することで起こります。これは地球にとっては非常に興味深い現象であり、宇宙の広大さと私たちの惑星が宇宙と接していることを感じさせてくれます。
隕石とは何か
隕石（いんせき）とは、宇宙空間から地球の大気を通って地表に落下する天体の塊や破片のことを指します。隕石は、主に小惑星や彗星の破片が地球に衝突する際に生じるものです。
隕石は一般的に宇宙空間で形成され、小惑星帯や彗星の核などから放出されたり、衝突によって破壊されたりして、その一部が地球に向かって飛来します。地球の大気に突入する際、高速で進行するため摩擦や圧力によって加熱され、発光しながら明るく輝く現象となります。この現象を流星と呼び、特に明るく輝く流星を大火球と呼ぶことがあります。
地球上に落下する隕石は、さまざまな大きさや形を持っており、小さなものは消滅してしまうこともありますが、大きなものは地上に到達して隕石として残ることがあります。歴史的には、隕石が人々の興味を引き、科学的な研究対象となってきました。
隕石は地球外からの物質であるため、地球の形成や太陽系の進化についての情報を提供する重要な研究対象でもあります。また、隕石の成分や構造を分析することで、太陽系内の物質の起源や進化に関する洞察を得ることができます。
