何事も最初が肝心
これは転職を焦り、転職に失敗し、なかなか次に移ることが出来ずに時間を無駄にしてしまった方の体験談です。
私は社会人を10年ほど勤めた後に、やりたい仕事があったので、そのための勉強をするために進学をしました。
しかし、その学校を卒業してもなかなか、その関係の仕事に就くことができませんでした。
派遣の仕事を続けながら就職活動を行っていましたが、なかなか希望の仕事に就くことができませんでした。
そうこうしているうちに、繋ぎの派遣の仕事も上手くいかなくなり、早急に就職しなければいけない状況になりました。
そこで気になるところは片端から受けました。
ようやく、ある会社での採用が決まりました。
その会社での面接の時に、自分の中で少し引っ掛かるところがありました。
しかし、すぐに採用が決まったので、ここで断ってしまうと、また就職活動をしなければいけないと思い、そこで働くことを決めました。
心の中にモヤモヤとした感情を抱えたまま、その会社で働き始めました。
何となくしっくりこない気持ちが当たってしまったようで、会社ではとても居辛い環境でした。
それでも担当する仕事は自分がやりたかったことに近かったので、仕事に集中することにしました。
適当に選んだ会社でパワハラされる
しかし、私が担当する仕事は2割程度で、それ以外は予想していなかった別の仕事をすることになりました。
また、直属の上司は第一印象から悪く、パワハラ横行といった感じでした。
他の職場の人の話では、私の前任者は4か月で仕事を辞めたということでした。
私もすぐにこの会社を辞めたかったのですが、また気の進まない派遣の仕事に戻るのも嫌でしたし、経済的にもかなり苦しかったので、何とか今の仕事を続けることにしました。
ですが、頭では割り切っていても体の方が拒絶反応を起こし始めました。
毎朝、吐き気を催すようになり、いわゆる出社拒否症の症状が出始めました。
それでも会社にはいかなければならず、私はどうすれば良いかわからない状態になってしまいました。
そこで、私は考え方を変え、転職を決意しました。
会社が終わった後にハローワークへ通い、次の仕事を探し始めました。
しかし、すぐに再就職できないこともあり、なかなか採用に至らず、次の仕事を決めることができませんでした。
今できる打開策を考える
今の会社は嫌ですぐにでも辞めたい状態でしたが、それも行かずにかなり苦しい思いをしました。
そのうちに会社のことを全く考えないようにしようと思うようになりました。
いわゆる無の状態で出社をして、淡々と仕事をこなしていきました。
パワハラ上司が無理難題の仕事を押し付けてくることには閉口しましたが、それ以外は何とかなるようになりました。
パワハラ上司の無理な要求の限界が来てしまい、私は口喧嘩で対抗しました。
それ以降、かなり険悪ムードになってしまいましたが、それも仕方がないことだと思いました。
今思えば、その上司もかなりストレスが溜まっていたのだと思います。
私も当時は今ほどストレスを上手く発散する方法を知らなかったので、口喧嘩をしてしまったことは少し反省しています。
私の場合、会社を辞めたいと思って踏み留まったというよりも、次の仕事が決まらずに、ずるずるとその仕事を続けてしまったような感じです。
それでも、何とか自分の仕事をこなしていましたが、そこに覇気はなく、ただ淡々とこなしている様子が、さらに上に上司には分かったようです。
結局2年以上、同じ会社に勤務しましたが、その後は会社の都合で同じ仕事を続けられなくなり、退職を余儀なくすることになりました。
その頃にはかなり仕事にも慣れて来ていましたが、経済的理由のために急に辞めることになり、かなり困った状態になりました。
退職が決まってから、退職日まで1ヶ月程度でしたが、その間にいろいろな会社を受けに行きました。
不採用が続いてしまい、かなり焦りましたが、退職後すぐに次の仕事が決まったので、何とか無職という事態を避けることができました。
退職が決まってから、退職するまで社内でもいろいろあり、最後までしっくりこない会社でした。
自分にとってメリットになる会社を選ぶ
やはり会社選びは条件や焦りではなく、最終的には自分の気持ちに素直に従うことが大事だと思いました。
仕事選びもお金や条件だけで選ぶと、確実に失敗してしまいます。
なので、やはり自分がその仕事が好きかどうか、また、しっくりくる職場かどうかを見極めることが必要だと感じています。
最初から最後まで何か歯車が合わないまま、この仕事が終わってしまったように感じます。
会社は仕事の内容だけではなく、人間関係も重要です。
人間関係が良ければ仕事がしやすいですし、業績も上げやすくなります。
全ての条件が希望通りには行きませんが、経済的理由などによって、焦って会社選びに失敗しないように気を付けたいものです。
いくら給料や条件が良くても、入ってから後悔したり、心身に支障をきたして続けられなくなったら元も子もありません。
やはりその時々で自分に最適の仕事というものがあるように思います。
就職活動の時はさまざまな感情や思惑に惑わされずに、きちんと自分に最適の会社を見極めていくことが大切だと感じています。