条件の良いところに転職を決意
これは、事務職から事務所へ、畑違いの業種へ転職し、同い年の先輩に指示されるのが苦痛だった方の体験談です。
私は、新卒で入社した会社を4年目で辞めて、一度転職をして今の会社に入りました。
前職は自然エネルギーの営業会社の一般事務をしていて、
現職ではメーカーで畑違いの業種ではありますが同じく一般事務をしています。
転職の理由は、前職の会社が土日休みから日月休みに休日の曜日が変わったことです。
給料も人間関係も職務内容も特に不満のない環境ではありましたが、
急に全社的に土日休みじゃなくなることが決まり、
自分のプライベートに支障がでることが私にとっては結構不満に思えて勢いのような形で転職を決意しました。
ちょうど28歳という一度目の転職にはちょうどいい年齢だったこともあり、
有給休暇を使いながら初めての転職活動は大変ではありましたが無事に次の職場が決まりました。
希望の都内の事務職が見つかり、新しい職場は土日休みの会社でしたので、転職の目的は果たせました。
しかし、勢いで転職をして土日休みに会社で働きたいという夢を掴んだにも関わらず、最近転職を後悔することがあります。
同い年の先輩という辛い空間
それは、同い年の先輩との人間関係です。
私が入った職場には、私に一番近くで業務を教えてくれる女性がいまして、その人は私と同い年でその会社で新卒からずっと働いている女性でした。
気が利いて明るい親切な人で、最初は何も気にせず一緒に働いていました。
しかし、私の業務の幅が増えてくるにつれ段々私の心の平穏な状況が変わってきました。
私は中途入社で社会人経験はあるとはいえ、
畑違いの会社で一般事務をすることになったので、その先輩に色々と手取り足取りを教えてもらっていました。
初めてのことも多く慣れないながらも、今までのペースで問題なくこなしている方だと思っていたのですが、
その先輩は自分のやりかたと違う方法で私が業務を組み立てていると要領が悪いと判断して気に食わないようで、
次第に必要以上に気をかけてくるようになりました。
一日の終わりに明日何をするのか、何分かかるのかを報告するように言われ、
新卒でもないのに馬鹿にされているようで不快になりました。
私が業務に漏れがあったことも当然ありませんし、
その報告をしたところで、一言二言毎回私がわかっていることを繰り返しアドバイスをしてくるだけなのでうんざりしました。
転職する前の職場では、私も社歴がある程度あったので、
自由に業務を組み立てて自分のやりやすいように仕事ができていたので、
この状況はかなり苦痛で昔に戻りたいとも思いました。
また、同い年の先輩と一緒に業務をするとその人は私のことを仕事のことで一切褒めないです。
ある程度歳の差のある先輩に仕事を教えてもらっていれば、
「よくわかったね」や「結構早く終わったね」
など些細なことで自然と褒めたり仕事ぶりを認めてくれたりするのでしょうが、
同い年の同性ということもありライバル視というか、
「自分の方が仕事ができるから上なのよ」
というスタンスで私を立てるということが一度もありません。
常に上に立とうとする同い年の先輩
その会社で長く働いていたのは彼女の方なので、
社内のしきたりや業務についてはもちろん先輩なのですが、
必要以上に私がわかっているようなことにも指示や小言を言ってきて、
周りの人には
「この人はまだ私が教えていなければ何もできないの」
というようなスタンスで構ってきて厚かましいです。
気が利いているといえばそうなのですが、
私に活躍の場を与えず自分が上だというで出しゃばった仕事ぶりなので、
その先輩がそういう人だとわかってくるやいなや、
職場で隣にいることでさえ嫌悪感が湧いてくるようになりました。
そして、その先輩の口癖は何かを教える際の
「さっきも言ったけど、~~」
です。
初めての業務を教わり、1回で覚えきれない複雑な業務も当然あるのですが、
普通に教えてくれれば何も気にならないものを必ず先輩は一言小言を言ってから説明に入ります。
安易に転職をして後悔をした
理由はあったにせよ、このような状況なので人間関係で難のない自由な前の職場を勢いで手放してしまったのは少し後悔しています。
土日休みや年収など表面的なことは転職活動をしていて把握できても、
実際に入社してみないと一緒に働く人がどういう人なのかわからないので、
現職に人間関係に不満がないならば転職は慎重に考えて踏み切った方がいいなと最近は思っています。
私は前職の職場にいた時は他の会社がどんな雰囲気か知らずにいて転職先にも同じような人間関係や自由さを想定していたので、
まさか人間関係という初歩的なところで悩むとは思っていませんでした。
余談ですが、そのネチネチした先輩は寿退社が決まったので私は今彼女の退職日をカウントダウンしています。
さらに私は彼女の最終出社日の定時後に、あまりに嬉しいのでお祝いの一人旅まで計画して旅館も予約しました。
それほど転職してからの毎日はストレスの大きいものでした。
彼女がいなくなるので、またしばらくは今の職場で頑張って行けそうですが、転職をする際にはもっと慎重になればよかったなと反省はしています。