自分に合った職業ではない
文系の私立大学を卒業して就活もそこそこしましたが、やっとのことで就職できました。
その就職先は国内の生命保険会社で、暫くは地方の事務所で仕事や研修を受けながら、1年ほど過ぎてから東京の本社・営業所へ戻ってきました。
ところがその仕事の内容というのは未だ新人の身でありながら、女性の保険勧誘員の指導とか監督という仕事を任せらたのです。
しかし、実際の仕事そのものは女性の営業管理という仕事なので、本来の男の仕事としてはやりがいというか、仕事に対する達成感がどうしても感じないのです。
更に、実は在学中に半年間に亘って折角、留学で学んだ外国語(英語)が全く生かせないのです。
自分のやりたい職業に転職する
そんな事で、結局は再びの就活をしながらリクルート関連の求人情報を使用して、選択したところは外資系の損保会社だったのです。
幸いに以前に有名生保関係の会社の仕事の履歴を持っているということで、即、内定をもらい規定日より出社して仕事をはじめましたが。
一般に保険会社というのは生保も損保も保険料を徴収したり保険金を払ったりする仕事そのものは同じなんですが、生保の場合は緊急性はまったくなく、最大の目標は保険者の新規加入者と保険料の徴収を会社のペースで行いことてあり、又、保険金の支払いに関してもあまり緊張感は余りありません。
ところが、損保の場合は全く逆で、特に事故発生や保険金に関する限り即断即決、即時即応が大原則です。
そして更に、物凄い交渉力というのが大切な要素に成るのです。 特に自動車保険の場合は例えば事故を起こした場合などは、多岐にわたる被害者、加害者、などの折衝が必要になってきますし、特に、大きな人身事故のような場合は実に大変です。
転職先は、この様に日々緊張感溢れる仕事で、私自身は実はこの様な環境のもとで仕事をしたかったのです。
仕事選びに大事なのは充実感と達成感
それに外資系ですから色々と損保に関する専門用語もございますが、取り敢えず英会話もある程度が出来るということで、転職するのもかなりの優位性が働いたと思いますし、やりがいもあります。
それにしても筆者自身としての転職に関しては苦しい就活転職と言うほどでもなかったが、実際のところの転職活動というのは大きな精神的な負担が掛かるのも確かでしょうし、無収入という時間的な負荷も掛かります。
しかし、転職するには慎重に行うのも大事でしょうが決断したら短期間で決めるのが理想でしょう。
それに、転職するときは慎重に行いながらも一度や二度で諦めたらそれっきりであり、三社も四社も挑戦してみることも必要でしょうしその意気が大事です。
それと転職するからには自分の人生を掛けるくらいの気持ちで行い、その結果として充分に報われる転職結果が実現することでしょう。
又、転職する際に有利なのはできるだけ同業種をねらうと案外、転職というのは有利に働くかもしれません。
筆者の場合は生保から損保に転職しましたが、業種の本質的な違いは有っても、保険という所謂、同業種と見てもいいでしょう。
例えば、看護師さんの転職というのは比較的しやすいとされていますが、これも医療機関という同業種であり、更には仕事自体も同職種だけに転職もしやすいというわけです。
ただ、一般的に言われることは、転職する場合の事情や理由としてはその人によっての其々で様々な理由があると思いますが、基本的には余り変らないとも言われます。
現代の就職環境
ただ、共通しているのは近年では昔と違って終身雇用性のようなものは無くっているようで、即ち、一生をこの会社に身を捧げるというような傾向がなくなってきていることでしょう。
他にも将来の自分を見据えた人生設計や会社のことについてはあまり深く考えなくなったというような事象もあるようです。
それに、更に昨今では人口減少によって就労者や労働人口などの減少傾向があり、会社自体もその傾向を受けて人手不足を補うために求人を確保するために転職者を優遇する傾向も或るのです。
其れによって社会的には転職者にとっては有利な展開が広がっているとも言えるでしょう。
更に、転職理由として現在の職場や職種には自分は合わないとか、今のスキルを生かしてワンランク上の職種に移りたいとかいろいろあるようですが、直接的に一番多いのが、やはり会社や職場の「人間関係」を気にしているとされています。
この事は転職者のおよそ4人に1人が該当するそうです。
これは具体的には、同僚との相性とか、気の合う仲間に恵まれたいとか、尊敬できる上司が欲しいとか、があるようです。
しかし、人間関係というのは最近ではパワハラなどもありますが、冷静に考えれば自分自身の問題でもありますし、客観的に観ると自己本位、周囲との協調性の問題でもあり、転職したからといって、必ずしも良くなるものではありません。
自分自身を冷静に見つめる必要もあります。
そして、転職する際の面接時には特に、転職先の採用担当者には、この人間関係というのはあまり強調しない方が得策かも知れません。