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整備士として一人前になろうと決意する
これは整備士から鳶職へ異職に転職された方の体験談です。
私は今の仕事をする前は自動車会社に勤めさせて頂いて業務内容は整備士をしていまいした。
20歳から29歳の期間でお世話になっていました。
作業時間は9時から21時までの週6日出勤でした。
定休日は木曜日・祝日と普通の職種とは違い、友人や、家族との時間が合わない事が多く、休日には一人で過ごすことが多くなりました。
給料はというと29歳の段階で手取りで16万円程度で決して多い額とは言えません。
昇給も期間で昇給するのではなく、新しい資格を取ったら1万円上がるというシステムでした。
ですが簡易的な資格は資格給には適用されません。
私は入社した当時には国家試験に合格し、二級国家自動車整備士という資格を保持していたのですが
それでも手取り額12万円と少ないように思えました。
自動車の整備士と言う職種は他の職種と比べ給料が安く重労働と聞いていたのですが、
一人前になれば状況は打破できると信じて仕事を前向きに頑張りました。
期待とは裏腹に
1人前になるには8年から10年かかると言われています。
28歳位の時には自動車検査員と言う自動車の法律を国の代わりに管理するような資格(違法改造車などを見極める資格)を取って会社にも大きく貢献が出来き、
上司よりも売り上げが2倍以上出せる月が数か月続きました。
これで少しは一人前になれたかなと思っていても手取り額は16万円でした。
私には20歳からお付き合いをさせて頂いている恋人がいました、28歳位になりますとお互い結婚や人生設計を考える年齢です。
これからの事を考えると今の金額ではとても妻やこれからまだ見ぬ生まれてくる子供達を養っていく事は出来ないと思いました。
社長にこの事を伝え相談してみたのですが今の給料から大幅に上げる事が出来ないと言われました。
私の手取りの2倍お給料を貰っている上司、売り上げを2倍以上稼いでいる私。
成果を出しているのに報われない会社。
自分の今までの経験を捨て、他業種へと転職を決意する
この先この会社にいても将来はないと思い新しく転職をして1からやり直そうと思い現在の職場に転職をしました。
今の職業は鳶のお仕事をやっています。
今の会社は日曜日、祝日、土曜日(仕事状況により休み)が定休日で長期休み(GWや年末年始)の時は比較的お休みが長く
自動車、携帯電話料金、ガソリン代が全て会社が負担してくれて個人で負担するものがかなり減りました。
給料面では手取り額21万円で年数により昇給です。
現場などが遠くの時、朝は早く起きて現場に向かうこともあり朝起きるのは大変ですが何より妻や友人と休みが合う、年数により昇給それが一番のポイントだと私は自負しています。
私はまだ入社して数年ですが、まだまだ覚えることが多くそれも一つの楽しみです。
私が転職して良かったと思うことは、20歳前半の頃には目の前の仕事に没頭して自分がこれから歩んでいく長い人生を考える余裕はなく、一日を精一杯生きてきたと思います。
ただ年齢を重ねていくにあたり色んな方のお話や自分自身の人生の経験値が上昇し仕事と自分の付き合い方を知りました。
もし私に愛する人が隣にいなければ気がつかなかったと思います。
このまま決して高くはない給料と少ない休みで我慢した働いていたかもしれません。
もし何も考えず転職をしないで結婚をして子供が生まれ子供や妻と接する時間が少なくお金もない貧乏生活になってしまうと思うと、寂しいですね。
自分の経験を捨て、違う世界に行って気付いた
お金と、時間。これは生きていく上で凄く重要だと思います、今の私は決して大金持ちではないですが、
休みが増えた分、愛する妻と休日は一緒に温泉に出かけたり共有の趣味をみつけ楽しい生活を送っています。
転職をするのは今ままで積み上げてきた人間関係や仕事力を手放す事になります。
積み上げて来たものを無くすと言うのは、とても怖いもので勇気がいる事ですよね。
ですがそれを乗り越えてしまえば、確実に新しい新世界が待っています。
勇気を振り絞って行動すれば変われる!
どんな職業にもすぐに結果を出せることは出来ないと思います、ですが初めは出来なくて当たり前ですしそれを一つずつ攻略していくのもまた転職の一つの醍醐味だと思います。
怖くて何もしないまま現状維持をするより今の現状が少しでも今の状況を打破出来るとしたら、勇気をだして行動に移した方が後々後悔することもなく、自身の人生経験の足しにもなると思います。
今現状仕事をしていく上で当然嫌な事もありますが、それはどんな仕事をしていても一緒だと思います。
お金を稼ぐと言うことはとても大変な事ですが、お金を作り、最愛の人たちと楽しく過ごせる時間があるということは私の人生にとってとても重要な事なのです。
年齢を重ねれるにつれ当然友人が結婚していき、子供が生まれ、親もいなくなって行きます。
そして自分も当然年をとっていきます。自分が生きてきた道と言うと大袈裟かもしれませんが、私は今現在の職場に転職して心から良かったなと思います。